作曲が完了しましたとお知らせしてから大分時間があいてしまいました。この間、実はウクライナ紛争の真相を探っており、気が気でない心情の世界をどういうわけか、ずうっとかかえておりました。 まだ余談は許されませんが、漸く和平の道へという声が世界のと…
ウイグルの子守唄の録音風景です。 https://youtu.be/mYkc1yZBMy0 ◆日本語・ウイグル語バージョン https://youtu.be/fni1Iks4sZ8 ◆日本語バージョン https://youtu.be/9i47aZoO_Ec ◆英語バージョン https://youtu.be/5IKCxriHDPU ◆インストゥルメンタルバー…
制作途中の作品が少したまっていますが、旧知の友人の手紙を見て思うところがあり、友人のふるさと山口が生んだ詩人、中原中也の詩にメロディーを付け後半は創作しました。お聞きください。 中原中也の詩には以前「6月の雨」に作曲していますので、そちらも…
タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「秋」 (作曲者による副題「耐えられなくなった川」) 砂漠を歩き果てた川が 海が広がって近くまで来てくれることを その場に座して待つことにして 水を広げて小さな流れに分けた しかし水は遠くに残された雪山を そこに残る…
タヒル・ハムット・イズギル氏が作られた詩「私はもう知っている」(全部で6連からなる詩)、先ほど作曲が完了しました。また折を見て録音し、アップします。(^_^) 「私はもう知っている」 1 疲れはてた朝に 夢で見た炎と化する都市 空想がまたもや私の痩せこ…
「痛み」の録音を公開することができました。如何ですか? https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/02/10/065222 少し歌いきれていない部分もありますが全体的にわりとバランスが取れた歌い方ができたかなと思っています。 第三連の歌詞で「毎朝」を…
タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の全曲を録音しましたのでこちらにアップします。冒頭に全曲を掲載し、各連ごとにその連だけの録音も差し挟むようにしました。どうぞお聞きください。痛み(全曲) on Vimeo ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム…
「痛み」の録音がまだですが、次の作品の作曲に取りかかっています。 「痛み」のほうは毎日自分が録音した第一連を何度も聞き、少し手直ししたり修正したり詩の解釈を変えたりなどして、どのように歌うか頭の中でシミュレーションしています。二連、三連はガ…
ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 先ほど「痛み」の全編の作曲が終わりました。時間を見て録音してアップします。(^_^) 2022/1/31 一連のみの作品(詩は三連まであります) 痛み01-03(第1連) on Vimeo (一) 夜に服を…
タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の第1連の作曲が完了しましたので、ここにアップしておきます。新たに最初から録音し直しました。 第一連(01-03) 痛み01-03(第1連) on Vimeo 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 …
タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の01から02までの部分への作品です。(^_^) 今日はここまで作曲して録音しました。急がずまた続きを思いつき作曲ができたらアップします。(^^ゞ 痛み01-02 on Vimeo 第一連の冒頭~中間部分01-02 夜に服を着たまま寝…
ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 痛み01 on Vimeo 第一連の冒頭部分 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂…
運命の定めより 早く死んでしまわない 綺麗な子がやってきた むかいだいすさんTwitterリンク https://mobile.twitter.com/muqeddes100/status/1480141217837219843?t=k7SD9jQ39jL1VslKvZSJOA&s=19 午睡 on Vimeo 「午睡」 陽光で乾いてしまわない 雨で溶けて…
◆オープニング「私が一歳半の時」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/01/191558 ◆君への思い「私は待ち侘びていた」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/26/021801 ◆エンディング「私はすでに死んだもの」 https://ninjinmus…
私はすでに死んだもの on Vimeo ダスマン(長編叙事詩)「片思い」 終章エンディング楽曲 「私はすでに死んだ者」 (作曲者が歌っている歌詞) 君は私を細い一本の 糸として知るがよい 一束の朦朧とした 光として知るがよい 口から洩れ出す一瞬の 子音として…
私は待ち侘びていた on Vimeo 「私は待ち侘びていた」 (作曲者が歌っている歌詞) 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 気を失った木の枝先で 垂れ下がった氷柱の中で 君が一人出てくるのを 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 毒を持つ棘の先端で…
Twitterにむかいだいすさんが投稿されたウイグルの詩に作曲しました。どこまで詩の世界に近づけたか分かりませんが載せておきます。 ホータンの石 on Vimeo 強制収容所につれていかれ17年の刑を言い渡されたウイグルの詩人Gulnisa Imin Gulxan氏の詩へのメロ…
タヒル・ハムット・イズギル氏のダスマン(長編叙事詩)「片思い」の中から詩の一部を抜粋し、曲をつけました。 先ほどできたばかり。下書きです。真夜中に自然に目が覚めたときは、大抵YouTubeで国際情勢や歴史関連のニュースなどを見ているのですが、ふとし…
タヒル・ハムット・イズギル氏の長大な詩「片思い」の最後の部分を短い歌にしました。 そのうち録音しようと思います。どんな風に作曲しているのか、ほんの少しだけ足跡をご紹介しますね。(^_^) といっても下書きの楽譜をお見せすることぐらいしかできません…
前掲の「無限」をアレンジしてpart2を作りました。お聞きください。タヒル氏は「それでも私は鎖に繋がれた犬のように安心している」と表現していますが比喩的逆説的な表現なのだと思います。 無限part2 on Vimeo 「無限」part2 私は言葉から意味を探し求め …
夜の歌 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩のなかに出てくる「浮遊するもの」について少し書いておきます。 下記の二つの詩のなかに「浮遊するもの」が登場する。一つは「埃」であり、もう一つは「幼い娘たち」である。 ◆浮遊する「埃」(夏は一つの…
夜の歌 on Vimeo 「夜の歌」 私は私たちの中で一番の間抜け 闇の由来など気にも留めない (闇の由来など気にも留めない) 気温が上がった時に 金魚が閉じ込められた氷の塊を思い出す (氷の塊を) 私たちを動かすスープが 私も動かし続ける 家で手塩を(に)かけ…
都市とは近代都市として存在するウルムチのことでしょう。ウルムチのことを様々な表現で言い表しているが最後に、自分の敵は己れ自身であると結んでおり、興味深く読むことができます。 [都市の夜 on Vimeo 「都市の夜」 空港から 駅から バス停から 流れ出…
この詩の本質は最後の言葉にあるように思われ、何度も繰り返し歌うようにアレンジしました。 〈原文〉 それでも私は鎖に繋がれた犬のように安心している 私のこの哀れな心に 言葉で表し切れるものは無限であるが故に 〈アレンジした意味〉 私の(この哀れな)…
よくわかりませんが、推測するとするならば、中共の共産主義洗脳過程で、唯物弁証法を強要された集会の悲惨で非生産的な状況を詩に綴ったものではないかと思います。最後は「石」にならなければ耐えられない世界なのでしょう。 身体 on Vimeo 「身体」 亡命…
タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「崩壊過程」へのメロディーです。ウルムチでタヒル氏がおそらく教職に就いておられた時代のことをしたためたものと思われます。中共による思想的統制と弾圧の中での葛藤が描かれているのではないかと考えられます。 音楽動…
アッラーに呼びかけた詩を集めてみました 私は愛する方の中にいる on Vimeo ◆「アッラーが巡り合わせた故に」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/122913 ◆「千夜一夜」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/10/18/070504 ◆「…
川辺にて on Vimeo ◆川辺にて◆(原題:「川」) 静かで清涼な水面に一片の黄色と一瞬の熱風を見た重みは私の肩にのしかかった 静けさは昨日から来た重みは水に似る ああ アッラーよ独り いかに耐えらるか 緑の川岸にいても心は全く空っぽ 原詩 タヒル・ハム…
牢獄のような境遇の中にあるウイグルの親子 光の中の祖国 on Vimeo 「光の中の祖国」 アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこ…
私の居場所 on Vimeo ◆プロローグ 前に書いた「私の居場所」への随想の延長上に、もう一つの「私の居場所」への随想をここに置いておこうと思います。 前に書いた随想の末尾に私は「いつ、私は行ってあなた(神)の顔を見ることができるのだろうか」と書きまし…