Ninjin Music Blog

オリジナル楽曲の紹介やカバー曲を投稿していきます

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

痛み

ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 先ほど「痛み」の全編の作曲が終わりました。時間を見て録音してアップします。(^_^) 2022/1/31 一連のみの作品(詩は三連まであります) 痛み01-03(第1連) on Vimeo (一) 夜に服を…

痛み01-03(第1連)

タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の第1連の作曲が完了しましたので、ここにアップしておきます。新たに最初から録音し直しました。 第一連(01-03) 痛み01-03(第1連) on Vimeo 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 …

痛み01-02

タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の01から02までの部分への作品です。(^_^) 今日はここまで作曲して録音しました。急がずまた続きを思いつき作曲ができたらアップします。(^^ゞ 痛み01-02 on Vimeo 第一連の冒頭~中間部分01-02 夜に服を着たまま寝…

痛み01「私の懐は君と共に」

ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 痛み01 on Vimeo 第一連の冒頭部分 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂…

午睡

運命の定めより 早く死んでしまわない 綺麗な子がやってきた むかいだいすさんTwitterリンク https://mobile.twitter.com/muqeddes100/status/1480141217837219843?t=k7SD9jQ39jL1VslKvZSJOA&s=19 午睡 on Vimeo 「午睡」 陽光で乾いてしまわない 雨で溶けて…

ダスマン(長編叙事詩)「片思い」三部作

◆オープニング「私が一歳半の時」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/01/191558 ◆君への思い「私は待ち侘びていた」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/26/021801 ◆エンディング「私はすでに死んだもの」 https://ninjinmus…

私はすでに死んだもの (「片思い」終章)

私はすでに死んだもの on Vimeo ダスマン(長編叙事詩)「片思い」 終章エンディング楽曲 「私はすでに死んだ者」 (作曲者が歌っている歌詞) 君は私を細い一本の 糸として知るがよい 一束の朦朧とした 光として知るがよい 口から洩れ出す一瞬の 子音として…

私は待ち侘びていた

私は待ち侘びていた on Vimeo 「私は待ち侘びていた」 (作曲者が歌っている歌詞) 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 気を失った木の枝先で 垂れ下がった氷柱の中で 君が一人出てくるのを 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 毒を持つ棘の先端で…

ホータンの石

Twitterにむかいだいすさんが投稿されたウイグルの詩に作曲しました。どこまで詩の世界に近づけたか分かりませんが載せておきます。 ホータンの石 on Vimeo 強制収容所につれていかれ17年の刑を言い渡されたウイグルの詩人Gulnisa Imin Gulxan氏の詩へのメロ…

私は待ちわびていた(予告)

タヒル・ハムット・イズギル氏のダスマン(長編叙事詩)「片思い」の中から詩の一部を抜粋し、曲をつけました。 先ほどできたばかり。下書きです。真夜中に自然に目が覚めたときは、大抵YouTubeで国際情勢や歴史関連のニュースなどを見ているのですが、ふとし…

片思い、終章

タヒル・ハムット・イズギル氏の長大な詩「片思い」の最後の部分を短い歌にしました。 そのうち録音しようと思います。どんな風に作曲しているのか、ほんの少しだけ足跡をご紹介しますね。(^_^) といっても下書きの楽譜をお見せすることぐらいしかできません…

「無限」part2

前掲の「無限」をアレンジしてpart2を作りました。お聞きください。タヒル氏は「それでも私は鎖に繋がれた犬のように安心している」と表現していますが比喩的逆説的な表現なのだと思います。 無限part2 on Vimeo 「無限」part2 私は言葉から意味を探し求め …

浮遊するものに関する随想

夜の歌 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩のなかに出てくる「浮遊するもの」について少し書いておきます。 下記の二つの詩のなかに「浮遊するもの」が登場する。一つは「埃」であり、もう一つは「幼い娘たち」である。 ◆浮遊する「埃」(夏は一つの…

「夜の歌」(私は闇の由来など気にも留めない間抜け)

夜の歌 on Vimeo 「夜の歌」 私は私たちの中で一番の間抜け 闇の由来など気にも留めない (闇の由来など気にも留めない) 気温が上がった時に 金魚が閉じ込められた氷の塊を思い出す (氷の塊を) 私たちを動かすスープが 私も動かし続ける 家で手塩を(に)かけ…

「都市の夜」(敵は私自身)

都市とは近代都市として存在するウルムチのことでしょう。ウルムチのことを様々な表現で言い表しているが最後に、自分の敵は己れ自身であると結んでおり、興味深く読むことができます。 [都市の夜 on Vimeo 「都市の夜」 空港から 駅から バス停から 流れ出…

「無限」(独立への意志)

この詩の本質は最後の言葉にあるように思われ、何度も繰り返し歌うようにアレンジしました。 〈原文〉 それでも私は鎖に繋がれた犬のように安心している 私のこの哀れな心に 言葉で表し切れるものは無限であるが故に 〈アレンジした意味〉 私の(この哀れな)…

「身体」(踏み蹂られ忘れられた世界)

よくわかりませんが、推測するとするならば、中共の共産主義洗脳過程で、唯物弁証法を強要された集会の悲惨で非生産的な状況を詩に綴ったものではないかと思います。最後は「石」にならなければ耐えられない世界なのでしょう。 身体 on Vimeo 「身体」 亡命…

「崩壊過程」(互いを見ることのできない苦悩)

タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「崩壊過程」へのメロディーです。ウルムチでタヒル氏がおそらく教職に就いておられた時代のことをしたためたものと思われます。中共による思想的統制と弾圧の中での葛藤が描かれているのではないかと考えられます。 音楽動…

アッラーへの呼びかけ

アッラーに呼びかけた詩を集めてみました 私は愛する方の中にいる on Vimeo ◆「アッラーが巡り合わせた故に」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/122913 ◆「千夜一夜」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/10/18/070504 ◆「…

川辺にて

川辺にて on Vimeo ◆川辺にて◆(原題:「川」) 静かで清涼な水面に一片の黄色と一瞬の熱風を見た重みは私の肩にのしかかった 静けさは昨日から来た重みは水に似る ああ アッラーよ独り いかに耐えらるか 緑の川岸にいても心は全く空っぽ 原詩 タヒル・ハム…

「光の中の祖国」(=続「私の居場所」)

牢獄のような境遇の中にあるウイグルの親子 光の中の祖国 on Vimeo 「光の中の祖国」 アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこ…

もう一つの「私の居場所」への随想

私の居場所 on Vimeo ◆プロローグ 前に書いた「私の居場所」への随想の延長上に、もう一つの「私の居場所」への随想をここに置いておこうと思います。 前に書いた随想の末尾に私は「いつ、私は行ってあなた(神)の顔を見ることができるのだろうか」と書きまし…

「私の居場所」への随想

私の居場所 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「私の居場所」という詩を歌い続ける内に私の中に去来した様々な思いを自由に集めて一言一言に対してその意味を探って思ったことを随想の形にしました。 「私の居場所」 ◆ここは 町の斜め東の名前が多…

私が一歳半の時

Iat the time of 1 year old and a halfمەن بىر يېرىم ياش ۋاقتىمدا Tahil Hamut Izgil 私が一歳半の時 on Vimeo「私が一歳半の時」 原詩:タヒル・ハムット・イズギル (2015/12/31ウルムチ) 日本語編訳:むかいだいす、河合眞(詩集「聖なる儀式」より) 作…