「アブドレヒム」第1連 (ウイグル詩へのメロディー)
タヒル・ハムット・イズギル
「アブドレヒム」
1
私たちの暖かい南で
半円形の眼光がある
それは互いにキスをする それは直線 それは真っ直ぐに 立つこと
ある売春婦の姿を拝む心がある
いかなる時代にも属さない絶対的な時間がある
私たちを絶えず苦しめる醜い愛がある
君は朝から晩まで空間を探している
探しながら夜のバザールへ 嘘に辿り着く
半裸の漢族の画家と公衆の愛を探し当てる
またそこから具体化と分析に向かう
大通りを横断する
他人を傷つけないために みずから遠ざかる
ある一つの景色の昔を想像する
初々しい夜に
注意深く袋小路を見つめる
立ち位置を決められずに子供時代に還る
詩:タヒル・ハムット・イズギル 1994年1月 北京
日本語編訳:ムカイダイス,河合眞
(詩集「聖なる儀式」より)
第1連作曲:2023/5/6 historyninjin
(全部で5連ある詩)
全部で5連ある詩です。今回は第1連のみ掲載します。今後作曲し録音するたびにその都度掲載しようと思います。タヒル・ハムット・イズギル氏の無二の友人、アブドレヒムのことを詠んだ詩です。意味はなかなか判読できない内容です。
第2連、第3連と作曲していけば、詩の意味が少し解けていくかも知れませんね。焦らず継続していこうと思います。(*^^*)
2023/5/6 記