Ninjin Music Blog

オリジナル楽曲の紹介やカバー曲を投稿していきます

「恋い焦がれる」(ウイグル詩へのメロディー)

 君の心にある意味が  全て  私に属して欲しい
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ウイグル詩、アイムネサ・ソレイマン(1982年ホータン生まれ女流詩人)の「恋い焦がれる」に history ninjin が作曲(2023/11/18~19)しました。

詩は、ウイグル新鋭詩人 選詩集(芽生えはじめる言葉たち)ムカイダイス,河合眞編訳  より



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「恋焦がれる」


恋の火花

命を暖める

日々が一束一束の花になって

幸の歌を詠う

聞いているのか

私の瞳が君の心に話しかける時

君への優しさが私の息になる時

君に捧げる歌を詠う

君が来るのを待ちわびつつ

 


私の愛おしい人

私は君の調べ

私とともに

闇に囁きたまえ

私が君になる なりつつある日々

君の心にある意味が私に属して欲しい

君のすべてがわたしのものであるように

心の果てしなさに一つの太陽

 


君を愛する

恋焦がれる己に喜ぶ

己自身に入れないほど膨らむ瞬間

君に溢れていく

君以外 誰もいない

君も私以外に

愚痴を聞く者はいるのか

 

アイムネサ・ソレイマン

1982年ホータンに生まれる 女流詩人

2005年ハンテングリ文学賞受賞    中学校教師

 

全曲


恋い焦がれる(全曲) on Vimeo

 

第1連 (恋の火花)


恋い焦がれる(1連) on Vimeo

 

第2連 (私の愛しい人)


恋い焦がれる(2連) on Vimeo

 

第3連 (君を愛する  恋い焦がれる自分に喜ぶ)


恋い焦がれる(3連) on Vimeo

 


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作曲者が歌っている歌詞

 

◆第1連

恋の火花    命を暖める

日々が一束一束の花に

花になって幸の歌を

幸の歌を歌う

 

恋の火花    命を暖める

日々が一束一束の花に

花になって幸の歌を

幸の歌を詠う

 

聞いているのか

私の瞳が君の心に話しかける時

    君への優しさが私の息になる時

聞いているのか

私の瞳が君の心に話しかける時

    君の優しさが私の息になる時

 

君に捧げる歌を詠う

    君が来るのを待ちわびつつ

君に捧げる歌を詠う

    君が来るのを待ちわびつつ

    君が来るのを待ちわびつつ

 

◆第2連

私の愛しい人

私は君の  私は君の調べ

私の愛しい人

私は君の  私は君の調べ

 

私とともに  闇に囁き

闇に囁きたまえ

私が君になる なりつつある日々

    私が君になりつつある日々

 

君の心にある意味が私に属して欲しい

君の心にある意味が私に属して欲しい

 

君のすべてがわたしのもので

    私のものであるように

君のすべてがわたしのもので

    私のものであるように

心の果てしなさに一つの太陽

 

君のすべてがわたしのもので

    私のものであるように

君のすべてがわたしのもので

    私のものであるように

 

◆第3連

君を愛する

恋焦がれる己に喜ぶ

己自身に入れないほど膨らむ瞬間

君に溢れてゆく

    君に溢れてゆく

 

君以外 誰もいない

君も私以外に    愚痴を聞く者はいるのか

 

君を愛する

恋焦がれる己に喜ぶ

己自身に入れないほど膨らむ瞬間

君に溢れてゆく

    君に溢れてゆく

君に溢れてゆく

    君に溢れてゆく

         君に溢れてゆく

 

君を愛する

恋焦がれる己に喜ぶ

己に喜ぶ

 


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第1連の「君への優しさが私の息になる時」の部分は繰り返して歌われるところでは「君の優しさが私の息になる時」としました。君への優しさは「私」の君への想い、「君の優しさ」は文字通り「君」のわたしへの想い、双方の想いが溶け合った世界を表そうとしました。

第2連の「私の愛おしい人」はあえて「私の愛しい人」としました。より直接的感情表現になるかと思われたからです。

 

2023/11/19  記

 


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