むかいだいすさんからお便りが届いた。こんな内容だ。
2021/7/9
東京 雨
お日さん、雨さん
~金子 みすゞ~
ほこりのついた
しば草を
雨さんあらって
くれました
あらってぬれた
しば草を
お日さんほして
くれました
こうしてわたしが
ねころんで
空をみるのに
よいように
金子みすずの詩、やさしさと自然や神への感謝の気持ちで編まれている。大好きです。
26歳の若さでこの世を去ったこの天才詩人を雨の中で偲ぶ。ご冥福を祈る。
お日さん、雨さん
お便りを読んで詩に目を通した。はじめのメロディーが頭の中でひらめき始めたのでギターを引き寄せてコードを探った。15分ほどで一曲の歌が現れてきた。2~3度歌ううち、はじめの部分「ほこりのついた しば草を 雨さんあらってくれました」を雰囲気を少し変えて2度歌ったほうがいいなと思い、リピートすることにした。楽譜は下書きのまますぐ録音。童謡のジャンルに入るのだろうと思うが、単なる童謡ではなく、生きることの喜びが短い言葉の中に光っている。
26歳でこの世の人生を終えたけれど、来世で笑顔の絶えない人生を送ってもらいたい人である。また、あの日の金子みすずに会えたような気がする。
https://historyninjin.hatenablog.com/entry/2021/06/13/051717