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私の居場所


私の居場所 on Vimeo

 

 

ヒル・ハムット・イズギル氏の詩
「私の居場所」2015年4月ウルムチ

「私の居場所」

ここは 町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

私は誓える
世の中でこのような場所があることを魚は知らない
ここはまた角のある風の巣窟

私はここで何の脅威も与えない
私の名に父の名を加えないと
石ほどの価値もない

ここは二十六棟の建物がある庭 私の家は空にある
私と妻と二人の娘が
四つの風船のように浮いている

ここでは
近所の娘が犬の鳴き声を真似た声を
思いに更けた壁は決して聞かない

ここでは
野次馬のような数えきれない窓が
裸になった秘密の中に落ち着いて立っている

私が毎日開くことを強いられた三つの鍵のドア
毎日閉じることを強いられた一対の赤い目
毎日自分の皮膚を脱いでまた着る四部屋ある家
ここは私の居場所
私はここに閉じ込められた者
誰が私を閉じ込めたか 私には自分の手のように明らか

    2015年4月 ウルムチ

原詩:タヒル・ハムット・イズギル

日本語編訳:むかいだいす、河合眞
     (詩集「聖なる儀式」より)

作曲:historyninjin (2021/10/16)
           録音 2021/10/17

 

 

 

「私の居場所」(作曲者が歌っている歌詞)

 

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

私は誓える
世の中でこのような場所があることを魚は知らない あることを知らない
ここはまた角のある風の 風の巣窟

私はここで何の脅威も与えない 何の脅威をも
私の名に父の名を加えないと
石ほどの価値もない

ここは二十六棟の建物が 建物がある庭
私の家は空にある
私と妻と二人の娘が
四つの風船のように浮いている

ここでは
近所の娘が犬の鳴き声を真似た声を
思いに更けた壁は決して聞かない 決して聞かない

ここでは
野次馬のような数えきれない窓が
裸になった秘密の中に落ち着いて立っている
落ち着いて立っている

私が毎日開くことを強いられた三つの鍵のドア
毎日閉じることを強いられた一対の赤い目
毎日自分の皮膚を脱いでまた着る四部屋ある家
ここは私のいるべき場所 ここは私の居場所
私はここに閉じ込められた者
誰が私を閉じ込めたか
私には自分の手のように明らか
私には自分の手のように明らか

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

・・・・・・

ここは町の斜め東の
名前が多くの人々の記憶に張り付いた
眠くなる場所

 

 

ヒル・ハムット・イズギル氏の詩「私の居場所」に対して記した随想↓

https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/06/070410

 

もう一つの「私の居場所」への随想↓

https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/07/023942